■ イタリアの料理雑誌・料理書を日本語で読む ■
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【総合解説】

イタリア発の記事を厳選して日本語に翻訳。
地方料理、食材、食文化、レストランガイド、ワイン関連の情報を中心に、A5サイズの小冊子にまとめました。
イタリア語イタリア料理初心者にもわかるように、を心がけて翻訳しています。
雑誌は、『クチーナ・イタリアーナ』、『サーレ・エ・ペペ』、『ガンベロ・ロッソ』の3誌。
現在、翻訳のペースを上げて、2ヶ月分ずつ訳しています。

    ci201807 sp201807 gr201807
    『ラ・クチーナ・イタリアーナ』=C 『サーレ・エ・ペペ』=S
    『ガンベロ・ロッソ』=G
    ci201807 sp201808 gr201808
総合解説






今月(2018年7/8月号)の記事は‥。


■最初の記事は

【リチェッタ】


『クチーナ・イタリアーナ』のリチェッタ/7・8月の料理 [C]


フォカッチャとペースト3種 ズッキーニのスゥルーデル、カレー風味マヨネーズ添え ひよこ豆のクリームのファゴッティーニ カルボナーラ・ディ・マーレ ハーブとカプリーノのフレーゴラ トルタ・トロペジエンヌ
フォカッチャとペースト3種 ズッキーニのスゥ
ルーデル、カレー風味
マヨネーズ添え
ひよこ豆のクリームのファゴッティーニ カルボナーラ・ディ・マーレ ハーブとカプリーノのフレーゴラ トルタ・トロペジエンヌ

・ブログ「イタリア料理ほんやく三昧」の関連記事:
「「総合解説」は夏休みが待ちきれない7/8月号、今年は前倒しになっちゃったけど・・・」


『サーレ・エ・ペペ』編集長のエッセイ/カクテルの物語 [S]
ダイキリ、マンハッタン、モスコミュール
ダイキリ、マンハッタン、モスコミュール

【地方料理】■アブルッツォ料理/アドリア海からまエッラ山地広がる豊かな地方 [C]


/ミートボールのキタッラ /アッロスティチーニ
ミートボールのキタッラ アッロスティチーニ


【地方料理】■フリウリ料理
/イタリアとスロベニアの味のミックスの国境地帯 [C]
パラシンケと桃のコンポスタ アサリのリゾット
パラシンケと
桃のコンポスタ
アサリのリゾット




魚のパスタ/魚の具のピアット・ウニコ [S]
小ヤリイカのリングイーネ
小ヤリイカのリングイーネ


モッツァレラ・ファミリー/ストラッチャテッラ、フィオルディラッテ、ブッラータetc. [C]
モッツァレラとリコッタ詰めパッケリのフリット
モッツァレラとリコッタ詰めパッケリのフリット


甲殻類/イセエビ、オマール、カニ等、海の幸のご馳走たち [S]
蟹のサラダ
蟹のサラダ

【メイド・イン・イタリーの食材】■スカルドバリのムール貝/ポー河デルタ地帯の名物[S]
スカルドバリのムール貝
スカルドバリのムール貝

ズッキーニと花/締まった実とデリケートな花の組み合わせ [C]
新ズッキーニの花のフリット
新ズッキーニの花のフリット



ジャルディニエーラ/農家の質素な伝統から生まれたスペチャリタ [C]
ジャルディニエーラ
ジャルディニエーラ



【食文化】■スカゥルキオのミニステリアーレ/ナポリのパスティッチェリーアの名店の王様のためのドルチェ [C]
ミニステリアーレ
ミニステリアーレ




【ワイン】


ワインとピッツァ/ナポリピッツァとのお薦めの組み合わせ
[C]

本のリチェッタ/ブログに載せきれなかったリチェッタ







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ズッキーニは、そもそもカボチャの仲間で、
品種改良されたものがイタリアに広まったんだとか。
でも、未だに品種改良は続いていて、これはリグーリアの最先端のズッキーニ。
ハロウィン用です。
料理はリピエーノに最適。
確かに元はカボチャだけど、色々すごい変化です。
料理書でも、ロングズッキーニ、丸ズッキーニ、白ズッキーニなど、解説が必要な野菜。

delle zucchine
photo by d afte'thought
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夏のシチリアの市場に登場する名物野菜はこれ、
ククッツツァ・ルンガ。
ロングズッキーニです。長さは1m以上あります。
味はズッキーニときゅうりの中間。
シチリアではズッキーニの葉やつるもテネルーミと呼んで食べます。

Cucuzza squash
photo by Tavallai
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フィレンツェのレストランがこの日仕入れたのは、
山盛りのマッシュルームにズッキーニの花にいちじく。
夏から秋に季節が移り変わる時期の料理になるんですね。
ズッキーニの花は、北イタリアでも出回っていて、夏や南イタリアを感じさせる食材。

Restaurant Sign - DSC 8166 ep
photo by Eric Parker
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経済的で、ボリュームがあって、栄養価も高い、ポレンタ。
ベネチアでは育ち盛りのお腹をすかせた子どもたちに、家族の温かい思い出とともに愛されてきました。
この美しい鍋は、ポレンタを煮る、パイオロという鍋。
北イタリアの人たちにとっては、おふくろの味を思い出させる鍋。

Paiolo
photo by Marite Toledo
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小麦が育たないところでも育ったとうもろこし。
北イタリアの山間部ではポレンタは食事のベースとして広まったが、
南イタリアでは馴染みのない食べ物だった。
北イタリアの山間部でのみ、独自のガラパゴス的発展を遂げたポレンタ。
ポレンタできりんもできちゃうその自由な発想は、南部人の介入を困難にしている。

Closeup of Polenta :)
photo by Sakurako Kitsa
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イカ墨のリゾットはベネチアの定番料理、
イカ墨のスパゲッティは案外シチリアで広まっている。
イカのスミ煮もベネチアの伝統料理。
これにはポレンタを添える。 ブロードで溶けばパスタにも合う。

Cuttlefish in ink with polenta.
photo by Derrick Jefferson
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このパスタはイカのソースのカラマラータ。
カラマラータの定番ソースだけど、イカとパスタが見分けがつかないくらいなのがこの料理の写真のポイント。
カラマラータはグラニャーノ生まれのパスタ。
別名メッツツィ・パッケリとも呼ばれて、たしかにパッケリを輪切りにした型をしてる。
パッケリの大きさに手間取った人にお勧め。

Calamarata
photo by marciespics
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これは揚げたパスタ。
麺の半量を揚げて、残りはゆでて、ひよこ豆と混ぜると、
プーリアのパスタ、チチェリ・エ・トリアになる。
麺は元々は保存と輸送のために乾燥させたが、ゆでるより先に揚げて食べる方法が広まった。
ちなみに、ゆでたパッケリに詰め物をしてパン粉を付けて揚げるとお稲荷さんそっくりになる。

Ciceri e tria
photo by fugzu
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巨大なレンガのようなこのチーズは、カチョカバッロの一種、ラグザーノ。
製法は他のカチョカバッロと同じパスタ・フィラータのチーズ。
ただ、木枠に詰めて巨大なレンガ型にするのが違い。
中央に、紐を結んで梁にかけた跡が残ってます。
カバッロとは呼びにくいので、ラグザーノの名前が定着しました。
シチリアを代表するDOPチーズです。

Eataly Turin (Italy)  Ragusano Cheese
photo by popaitaly
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パレルモの三大メルカートの一つ、ヴッチリア市場。
パレルモ市民の台所のメルカートの周囲には、ドラマがいっぱい。
その昔、この近所に住む銀細工職人は、破産しても見栄を張っていい匂いの料理を作り、
近所に毎日ご馳走を食べてると思わせていました。
料理へのこだわりが強烈に強いパレルモならではの見栄のはり方。
ちなみにその料理はカチョカバッロのステーキ、オレガノとビネガー風味。
これがうさぎ料理に香りが似ていたんだって。
グルメにしか通じない、見栄張ってどうするんだ。

vucciria
photo by Max Boschini
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パレルモ名物のストリートフード、
内臓のパニーノ。パーニ・カ・メウザです。
内臓は子牛の肺と脾臓。その上に山盛りにのっかっているのは、カチョカバッロ。
パニーノ1個にはさむのは約30g。
カチョカバッロのストリートフードは
火の上に吊るして溶かす、インピッカートimpiccatoが有名だけど、
インピッカートとは絞首刑、という意味。
まそにそのものの衝撃時な姿になる。
写真はこちら
IMG_0544
photo by Paolo Zacchi
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南イタリアを代表するチーズは、洋梨型が特徴のカチョカバロ。
中央イタリアのあまり知られていない州、モリーゼの名物チーズでもあります。
ただし写真のチーズはプーリア製。
カチョカバロは南イタリア独特のパスタ・フィラータという製法で作られるチーズ。
ちなみに隣のアブルッツォの名物チーズはペコリーノ。
ペコリーノはイタリアが誇るメイド・イン・イタリーのチーズ。
アブルッツォやモリーゼ同様、素晴らしいのになかなかメジャーになれない。

Handmade caciocavallo cheeses in Puglia
photo by Andrew Green
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イタリア中に広まった家庭料理。チキン・カッチャトーラ。
ピエモンテ発祥という説もあるが、詳細は不明。
カッチャトーラのバリエーションはトマト入りとトマトなしの2種類。
トマトは、ピエモンテ人のフランチェスコ・チリオによって初めて缶詰になり、
どこでも同じ味で、下処理もいらない保存食として、ソースに多用されるようになった。
今ではトマトなしのイン・ビアンコよりトマト入りが人気で主流。
そういう意味で、トマト入りカッチャトーラのルーツはピエモンテとも言えるかも。

Pollo alla cacciatora (hunter's chicken)
photo by pocketcultures
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ピエモンテを象徴する料理、バーニャ・カウダのリチェッタを調べていたら、
スローフードも、料理アカデミーも、ある食材を推していました。
スペインはカンタブリコのアンチョビです。
海のないピエモンテの料理、バーニャ・カウダの重要な食材は、アンチョビの塩漬けでした。
海のアルプスの塩の道を通ってピエモンテまで運ばれてきました。
貧しい食材と言われながら、主役級に抜擢されるまで普及した食材です。

Anchoas del Cantabrico
photo by Mumumio
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トリノで一番上流のリストランテと言われている店、デル・カンビオの入り口です。
入り口でさえ、高級感えげつない。
お客はトリノのいいとこの人たちなんだろうなあ。
この店に、ミラノから迎え入れられたのが、
トリノ出身でマルケージの後継者の一人、マッテオ・バロネットシェフ。
バリバリに注目されています。
才能に溢れたシェフだけど、ミラノより伝統を重視するトリノで、やや重荷も感じているよう。

cosa vuoi in Cambio?
photo by italo losero
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シチリアのノートにあるイタリアを代表するパティシエのいるカフェのショーウインドー。
カフェ・シチリアという店で、パティシエはコッラード・アッセンツァさん。
netflixが取り上げてドキュメンタリーも作られた店。
写真の一番奥にあるのはカッサータ。 こんなにミニサイズなのに、存在感ありますねー。
ただでさえ美味しいとしてイタリア中に知られているシチリアのドルチェの、そのまたトップクラス。
一生に一度は行きたい。

Noto: Caffe Sicilia
photo by Stijn Nieuwendijk
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なんの変哲もない桃です。
ナポリのプレコーカという品種です。
夏は、この桃からナポリのサングリアと呼ばれる飲み物が造られます。
ナポリはスペインに支配されていた時代があるので、サングリアがあっても不思議はない。
材料はワインと桃だけなので、両者の美味しさが全ての飲み物。
あと、手を汁だらけにして不揃いにぎこちなく桃を切って汁をたくさん出すのもポイント。
ぶきっちょさんのほうが美味しくできる。

Percoca emigrante
photo by Tee-tina
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ピッツァにはビールと言っていたのは昔のこと。
今は、このワルキューレ・デリバリーの素敵な女性はピッツァと一緒にワインを6本軽々運んで届けてくれる。
私は昔、ワインを6本ビニール袋に入れて両手で持って運び、銀座線の階段でつまずいて思わず手をつき、
ワインを階段にぶつけて全部割り、地下鉄のホームにワインの滝を作り出したことがあります。
途方に暮れる私の横を満員の銀座線が通り過ぎていったけ。
だからこの女性はまじリスペクト。片手で6本て。

Warmaiden delivers!
photo by Derrick Jefferson
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観光客にとってのピッツァ・マルゲリータの聖地と言えば、ナポリのピッツェリア・ブランディ。
ピッツァにワインを組み合わせる時、ソムリエたちが意識するのはトマトとチーズ、言い換えれば酸味と脂肪。
このブランディのマルゲリータでも明白なように、このピッツァにはどちらとも相性が良いワインを組み合わせる。
つまり、酸味と脂肪に合うのは、フレッシュでソフトなフリッザンテ。
カンパーニアのパスタの産地として知られるグラニャーノのワインは、その条件にピッタリ合う。

Brandi Pizza Margherita
photo by Austin Keys
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雌の水牛ブファラの群れ。モッツァレッラになる貴重なミルクを出すので、
マッサージして、ジャズを聞かせて、松阪牛みたいに大事に育てます。
一方雄の水牛ブファロは、美味しいサルシッチャやサラミになります。
イタリアだけでなく、世界各地で飼育されていますが、マッサージしてるって話は聞いたことないなあ。

Carmelo
photo by su-lin
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典型的なナポリピッツァの割には、マイナーなピッツァ、カレティエラ。
具はサルシッチャとフリアリエッリというナポリの2大名物。
ナポリの外で作ろうと思ったら、かなり大変。
だからナポリに行ったら忘れずに食べておかないとね。

Carmelo
photo by su-lin
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イギリスに住む女性カメラマンの週末の必需品は、ピッツァ、ビール、マンガ。
やたら美味しそうなピッツァに、バラディンのクラフトビール。
こりゃ彼女は食通に違いない。
ピッツァにはビールという習慣は、戦後にナポリで生まれた。
戦争中は、ファシスト政権によって、ピッツェリアでアルコール度8%以上の酒を出すことは禁じられていた。
戦後の好景気で庶民の間にもピッツァに添えてビールを飲む習慣が広まった。
ビールは当時のピッツェリアではワイン1本より安かった。つまり一番安い飲み物だったのだ。
ピッツァは、あくまでも庶民の暮らしに根付いた食べ物でした。

Weekend Triptych: beer, pizza, comics
photo by deadmanjones
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日曜日の午前中、店の前でババ作りを実演をするスカトゥルキオのパティシエたち。
このナポリのパスティッチェリーアは1919年創業。
ナポリ市民の中にはこの店のババやスフォリアテッラで育った人が大勢いる。
経営者は変わったが、創業時に働いていた職人の中には息子が仕事を受け継いだ人も。
ナポリの歴史と共に歩んできた店。

Pasticceri scaturchiani
photo by Francesco Minciotti
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市場のジャルディニエーラを山盛りに追加している瞬間。
これだけジャルディニエーラが売れるのはピエモンテのどこかの街だろうと思ったら、ナポリの市場だった。
ナポリの人だって、ジャルディニエーラの美味しさは分かってる。
かつてはイタリア風前菜の定番として定着していたけれど、長い間忘れ去られていた。
最近はアルタクチーナで酸味が再評価されて復活の兆し。

ancora giardiniera!
photo by Vin on the move
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ミックス野菜の酢漬け、ジャルディニエーラは、夏の終わりに畑にたっぷり実って余った野菜を
冬の間食べるための農家のおばあちゃんの知恵と伝統が詰まった料理。
ピエモンテやエミリア地方の、主に北伊の伝統的前菜。
脂っこいサラミとも相性抜群。

Homemade Italian Giardiniera
photo by Katie Schumm
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ベネチアのオステリアの料理、チケッティは、毎日のお惣菜のように気取りがなく、庶民的。
でも、魔法のようなベネチアの街の中でワインと一緒に食べると、特別な料理に変身する。
チケッティを代表する名物料理は楊枝で具をとめたクロストーニだけど、素っ気なさが逆に手が込んでそう。

Cichetti for breakfast? Sure, why not!
photo by Sam Posnick
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ムール貝のマリナーラは、ムール貝料理の基本中の基本。
これはブリュッセルのマリナーラ。セロリがあるところがシンプルなイタリア風とはちょっと違う。
ムール貝はフランスやブリュッセルなどでは大人気の貝。イタリアで養殖されたムール貝も大量に輸出されています。
ポー河デルタで養殖されるムール貝は甘くて肉厚なのが特徴。黒い金と呼ばれています。

Et voila le cozze alla marinara.  #daje #foodporn #bruxelles #brussels #igers #food #cozze #seafood #instafood #instagood #dinner #ig_belgium #ig_brussels #cibo #mangialaunacosa #love #foodgasm
photo by pierpeter
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夕陽の前を飛ぶプンクフラミンゴのシルエットが浮かび上がった幻想的な光景は、
エミリア・ロマーニャ州のコマッキオという、ポー河河口域の街の夕暮れ時。
ポー河の河口や沿岸は、イタリアの、いやヨーロッパの中でも独特で貴重な自然環境。
ステレオタイプなイタリアのイメージが通用しない地方です。

1000mm sunset with Pink Flamingo, Fenicotteri al tramonto
photo by David Denicolo
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カラフルなフジッリ。元々はマカロニ・アル・フェレットという編み棒で1本ずつくぼみをつけてカールさせるパスタだった。
乾麺として工場で複雑な加工ができるようになると、くりんくりんの究極の縮れ麺、フジッリとして生まれ変わった。
もちろん、手作業でフジッリを作っている人もいる。

Pile of Colored Pasta on the white table (Flip 2019)
photo by Marco Verch
詳しくはこちらのページで。




シチリアのお祭りのワンシーン。南イタリアの祭りに欠かせない料理、クリスペッレを揚げています。
別名、ゼッポレ。パン生地にシンプルな具を混ぜて揚げるだけの料理なのに、美味しい。
ナポリでは青のり入り、シチリアやカラブリアではアンチョビ入り。
カラブリアではできたての新ワインと一緒に食べます。

Crispelle
photo by Giovanni
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これは具だくさんのフリッタータ。ぎっしり詰まってます。
ナポリ料理のパスタのフリッタータは、前日残ったパスタを詰めるナポリの家庭料理で、
ナポリ人ならお馴染みの、気取りのない料理。
フリッタータにすると、パスタも手づかみで食べることができます。

Frittata
photo by Rool Paap
詳しくはこちらのページで。




どこから見ても、チョコレートとナッツのソースをかけて
ジェラートをのせたクレープですが、
料理の名前は、異国風の“パラチンケpalačinche”と言います。
この名前はスロベニア語(多分)。
イタリアのトリエステは東欧との国境の地方。
パラチンケやグーラッシュなどの東欧料理が伝わって、イタリア中に広まりました。

Dolci: Palancinche con Cioccolata e Pere
photo by ulterior epicure
詳しくはこちらのページで。




これはエスプレッソコーヒーの最近流行の飲み方。
コーヒーを陶器ではなくガラスのコップで飲む。
陶器でもガラスでも同じだと思うのは素人で、
とにかく食の問題になると、めんどくさいまでにこだわるのがイタリア人。
あれこれうんちくを並べて、こっちの方法が一番だと熱く議論する。
でもこの問題に関しては決定打はなく、バールの客は2つの派に分裂している。

fish-caffe
photo by valentina cinelli
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生まれたばかりの子豚は、カワイイねえ。
そんな子豚ちゃんが主役の映画、『ベイブ』は、昔見た時は、カワイイ映画だなあと思ったけど、
今見ると、さすがは羊飼いがいる国、オーストラリアの映画、と驚きの新発見が続々です。
イタリアの羊飼い文化の中心地、アブルッツォ料理の話をしながらだと、とても勉強になりました。
子豚に色々教わりました。

Baby Pig Looking At me
photo by Sergio Corzo
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皿に残った山盛りの串は、アブルッツォ名物のアッロスティチーニを堪能した証。
いったい何本食べたんでしょうかね。
子羊肉の串焼き、アッロスティチーニは美味しくて止まらなくなるのかも。
とにかく、世界中でバカウケ。
アブルッツォは羊の移牧で有名な地方なので、この料理も羊肉にはこだわってます。
agnelloじゃなくてpecoraで作ります。

(ex) arrosticini
photo by Stefano Petroni
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ディズニー映画『わんわん物語』で2匹のわんこがラブラブでパスタを食べるシーン。
食べているのはミートボール入スパゲッティ、アメリカ人に大人気のスパゲッティ。
キタッラにも、ミートボール入りキタッラがあります。
アブルッツォの伝統料理で、ミートボールは子羊肉入りのヘーゼルナッツ大でパロッティーネと呼びます。

Lady and the Tramp projections at Disney Animation
photo by Loren Javier
詳しくはこちらのページで。




標高約2800mのアマーロ山の割れ目から、山の上にみっちり並んだ家々が見えています。
ここはアブルッッツオのファラ・サン・マルツァーノという町。
イタリアを代表するパスタメーカー、ディチェコの創業の地。
大きな工場をイメージしていたけれど、思いがけず、厳しい大自然の真ん中にありました。

Hiking-up-MtAmaro - 014
photo by cdanthony
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ベネチアのゴンドラがよく似合うこのカクテルはベリーニ。ハリーズ・バーのオリジナルカクテル。
店では、皮がバラ色に色づいた旬の白桃が手に入る時期だけ作りました。
いつもアメリカーノを注文していた常連客が、ベリーニではじけて、思いがけず楽しい人柄をのぞかせたことを、ハリーことジュゼッペ・チプリアーニは自伝で嬉しげに語っています。

bellini
photo by brando
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カクテルのマンハッタンの写真を探していたら、素敵なのがありました。赤坂のバーだって。
マンハッタンを有名にするのに一役買ったのが、マリリン・モンロー。
映画『お熱いのがお好き』の中で、マンハッタンを作るシーンがあります。
可愛くて美人でセクシーなマリリンのコメディーは、印象的なシーンのオンパレード。
田舎よりマンハッタンのような大都会が似合うある女優さんですねー。

Manhattan
photo by no_typographic_man
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ブリジット・バルドーって、いつも輝いてますよね。
大女優のオーラがあふれ出てる。
彼女と出会って、ころっと恋に落ちた男性は、数知れずなんでしょうが、
ある有名パティシエは、映画の撮影中に出会った彼女のためにドルチェを作り上げました。
映画の舞台はフレンチリビエラの高級リゾート地、サントロペ。
今では、このドルチェは女優と共に街のシンボルになりました。

Brigitte Bardot
photo by RV1864
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フレーゴラはパスタと呼ぶにはちょっと抵抗があるパスタ。
どちらかと言うとクスクスに似ている。
湯ではなく、ブロードで煮るパスタで、そんなところはリゾットにも似ている。
アサリを始めとするシーフードとの相性は抜群。
お勧めはイセエビ。イセエビが一番似合うパスタ。

Pan-Roasted Jumbo Sea Scallops
photo by HarshLight
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カラブリアのビーチリゾートの街、シッラ。
今年の夏のバカンスはどうなるものやら。
これは10年前のビーチの準備風景。
バカンスの予定なんかなくても、アイスが美味しそうで気分が上がるなあ。
遠くに見えるカラブリアの海は天国のようにきれい。

Calabria
photo by Leonora Giovanazzi
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この可愛い写真のタイトルは、アルデンテ。
小さな子がおもちゃにしても切れない腰のある硬さは、確かにアルデンテのよう。
“アルデンテ”は外国語に翻訳できないので、その言葉のまま世界中に広まりました。
でも、よく考えると、これはナポリ人が大好きな麺の硬さのことなんです。
麺のゆで具合までで世界中に広めるなんて、ナポリ人の食へのこだわり半端じゃない。

al dente
photo by EvelynGiggles
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世界中に広まったパスタ。
どこかの下町かと思ったら、これはカナダはトロントのストリートショット。
フジッリという名前のレストラン。パスタが自慢のようです。
パスタの消費量も生産量も世界一はイタリア。
でも、パスタが主食という国は意外と多い。
Il Food Trends Reportによると日本の消費量はイタリア、トルコについで3位。

Pasta Anyone?
photo by Ryan
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イタリアのアルティジャナーレの歴史的パスタ工場で作られた硬質小麦粉のフジッリ。
表面のザラザラ具合から、ブロンズのダイスを通して長時間かけてゆっくり乾燥させたことがわかります。
表面がつるつるのテフロンのダイスを通したパスタは色が白くて見た目も味もかなり違う。
最近主流の乾燥方法は、高温で短時間。
小麦や水の品質、乾燥方法やダイスの品質で、大きく味が変わるパスタ。
食べ比べて信頼できるメーカーを見つけたい。

Pasta italiana
photo by Rosmarie Voegtli
詳しくはこちらのページで。




乾麺のパスタ作りにとって大切なのは、乾いた風通しの良い場所。
素晴らしい乾麺の街として知られるグラニャーノは、風通しを良くするために町並みまで変えた。
イタリアの乾麺産業を支えたのは、ナポリだけではなく、
リグーリアやアブルッツォなどイタリア中の上質のパスタ作りを目指した職人たち。

Gragnano (54)
photo by anos Korom Dr. >15 Million views