地方料理書の新シリーズ。
プーリア版はイタリア語と英語の完全２か国語表記。
美しい写真を見ているうちに食文化が伝わってくる優れた編集の豪華本。

プーリア料理は、家の前の路地にテーブルを出してオレッキエッテを作っている女性たちの写真から始まる。
外国人がイメージする理想の南イタリアの姿だ。
さらに、パーネ・ディ・アルタムーラ、バロックの彫像、麦畑の奥のトゥルッリと、プーリアを象徴する風景の写真が続く。
食材も、ランパッショーニ、カルドンチェッリ、チコーリア、ムール貝、オリーブと、プーリアの特産品は数多い。

　　　

イタリアの穀倉地帯と呼ばれるプーリアを象徴するのは小麦だ。
広大な小麦畑の中で麦の穂を見つめる学者のような男性の写真が、そのことを語る。
さらにページをめくると
チコーリアを山のように収獲してほほ笑む農民、フレッシュトマトのパスタのドアップ、と続く。
リチェッタのページが始まる頃には、すっかりディープなプーリアを旅している気分だ。
リチェッタはともシンプルで分かりやすい。

“イン・クチーナ”シリーズ
価格：\8,500（税込・送料込）　お取り寄せ

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